初診の患者さまへ

当クリニックの診療方針

生涯自分の歯で生きていくために必要なこと

『生涯自分の歯で生きていく』を治療方針の軸として、患者さまと共に、むし歯や歯周病にならない習慣付けを行い、むし歯になってしまった場合には、可能な限り歯を残す治療を優先するようにしております。

そのため、初診当日に歯を削る治療はいたしません。むし歯や歯周病は、生活習慣病です。繰り返しの治療を避けるため、生活習慣の改善や口腔内環境の整備を優先します。
(例外として疼痛がある場合は、疼痛に対する治療や投薬をいたします。)

当クリニックでは、
予防歯科の権威ペール・アクセルソン博士の理念に基づいて診療を行なっております。

ご自身での正しいケアが予防には欠かせません。

当クリニックでは、病気の原因についてきちんと分析するところから治療を開始したいと考えています。(もちろん、痛みなどの緊急処置については、速やかに行います。)
多くの場合、比較的早い段階で『生活のご指導やブラッシングのトレーニング』をさせていただきます。
また、治療の合間でも『生活のご指導やブラッシングのトレーニング』を繰り返し行うため、他の歯科医院に比べ治療期間が長くなる傾向にあります。どうぞご了承ください。

むし歯治療について

従来の歯科治療は、さまざまな理由から病因究明療法(たとえば、なぜその歯がむし歯になったのか?を解明すること)ではなく、病気の症状への対症療法(たとえば削って詰めること)が中心でした。
痛みがとれて、そこが金属などで補修されると、それで治ったものと安心しがちだと思います。
しかし、従来の方法では、一度治したはずの歯が再びむし歯になったり、せっかく高価な材料で治療しても、思いのほか持たなかったりといったことを経験されていると思います。
なぜ、その歯がむし歯になったのでしょう。病気の原因は、対症療法で解消されるのでしょうか。
何が原因で、むし歯になったのかもう一度よく考えてみましょう。


神経を失った歯について

生きている木と材木の寿命を比べればわかるように、生物と無生物では、たいていは生きているほうが長持ちします。
歯も同じで、神経をとってしまうと、天然歯に比べ、どうしても寿命が短くなります。
歯は削れば削るほど寿命が短くなるといっても過言ではありません。歯をできるだけ削らなくてもすむように、むし歯の予防と早期発見のためにも、定期検診に是非ご協力ください。
お口の精密健康診断も承ります。

歯周病の治療について

歯周病(歯槽膿漏)を主訴として来院される患者さまのほとんどは、かなり病気が進行しています。歯肉が腫れたり、歯が動いたりしている場合は、病気になってから長い時間がたっていることが多いために、治療にも時間がかかります。
治療は早く終わるに越したことはありませんが、このような方は、じっくりと腰をすえて通院してくださるようお願いいたします。当クリニックでは、歯周病が進行しそうな患者さまには、ご本人の自覚がない場合でも、あらかじめ歯周病についてご説明するように心がけています。
初期の歯周病で自覚症状はほとんどありません。この病気の原因は、感染性の歯周病菌ですから、感染力の強いばい菌が増殖する前に、お口の中から菌を排除することが必要です。
歯周病は予防が第一です。目に見えないばい菌と日々戦う、私たちの情熱を是非ご理解ください。

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